最近、米マイクロソフトがリリースした「Windows Installation Media Creation Tool」で作成したUSBインストーラからインストールすることでWindows8.1Update1と最新パッチが最初から適用された状態のクリーンインストールができるようになったようです。
関連リンク
- Create installation media for Windows 8.1 (米マイクロソフト公式ページ)
- ダウンロードリンク
これまでのクリーンインストール方法
たまたま私のメインのPCが不安定になりクリーンインストールでもしようかとしていたら発見しました。
通常、Windows8のダウンロードライセンス(以降、3300円組)を入手している人が最新のWindows8.1Update1+各種最新パッチ適用状態まで1からのクリーンインストールで持っていくには今まで次のような手順が必要でした。
- インストールメディアから一度新規クリーンインストール(インストールメディアブート)
- ライセンスキーが「アップグレード版」のためここで認証しようとしてもだめなので今度は起動したWindows8から、インストールメディアを起動して再度「アップグレードインストール」を実施
- Windows8としてライセンス認証する
- Windows8.1Update1にアップグレードする
それはもう面倒な作業です。また面倒なだけではなくインストール完了後のディスク使用率も一発でいかない分不利となります。
これからのクリーンインストール方法
さて、本題です。これがどのように変わったかというと、
- メディアクリエーションツールで作成したUSBインストールメディアからインストール
これで終わりです。簡単です。これでいきなり最新パッチまで当たった状態となります。もちろん、インストール中に入力するライセンスキーはWindows8のアップグレードダウンロード版のもので問題ありませんでした。(執筆時点2014/11/16)
このUSBインストールメディアも非常に簡単に作成できますので
是非1本作っておくことをお勧めします。
USBインストールメディアの作成方法
必要なもの
- 4GB以上のUSBメモリ
- インターネットにつながるWindows環境(評価版環境でOK)
作成手順
先ほどのダウンロードリンクからmediacreationtool.exeをダウンロードします。
この実行ファイルを起動して進めていきます。
起動したら上記のような画面が表示されるので自身のライセンス形態に合わせて選択していきます。
- Languate : 「日本語 - ja-jp」を選択
- Edition : 「Windows8.1」or「Windows8.1 Pro」を選択(3300円組はProとなります)
- Architecture : 「32-bit (x86)」or「64-bit (x64)」を選択(※)
※ディスク容量や物理メモリがが小さいタブレットPCにインストールする等でなければ64bitを選択するのがよいでしょう。
次の画面ではUSBメディアに作成するかISOファイルとして作成するかを選択します。
ここでは4GB以上のUSBメモリがある前提なので前者を選択とします。
(もしスペックが4GBのUSBメモリでぎりぎり足りないといった場合はISOファイルとして作成した後にあとから別ツールでISOファイルをライティングすることでうまくいく可能性があります)
そのまま進めていくと無事、上記のような画面がでて作成完了となります。
さてこのツールを使ってクリーンインストールしてみました。
インストール直後の状態は次のようになりました。
![]() |
Windows8.1 Proでライセンス認証されていることがわかります |
![]() |
インストール直後で追加で適用するパッチがないことが確認できます |
![]() |
ディスク使用量は20GBを切っています(64bit) |
このツールが素晴らしいのが、作成するOSが32bitでも64bitでも構わない点です。
試したところ、Windows8.1 32bit上から64bit用のメディアを作成してクリーンインストール&ライセンス認証(Windows8proライセンス)できていることを確認できました。